日本では、大きな地震や台風、集中豪雨など水害、冬の豪雪による立ち往生など、自然災害に遭遇する可能性は決して低くありません。
災害は、地方や大都市関係なく起こり得るもの。
災害が起こったときは、防災バッグなどすぐに持ち出せるような避難バッグを用意したりするのですが、時間がたてばついつい関心が薄れてしまったり。
「いつ自分が被災するかわからない」という危機感をを持つべきというのはよく言われることですが、そんな中、車載用防災セットというのが注目されているようです。
自宅や職場にいる時なら家庭用の防災グッズが使えますが、車で移動中に災害に遭った場合や自宅が被災して車中泊など車内で数時間から数日間を過ごさなければならないといった可能性もあるかもしれません。
そんなときのために、車載用防災セットを準備しておくことで、突然の災害から自分や家族の命を守ることにつながるということで注目されているようです。
車載用防災セットが必要な理由と災害時の実情
現代社会では、車は日常生活に欠かせない移動手段ですよね。
地域によっては車がないと生活ができないくらい、私たちの生活に密接になっています。
災害はいつ発生するかわからないし、自宅にいる時だけでなく、車で移動中、または自宅で被災したときに何も持たずに車で避難所などに移動なんて可能性も十分に考えられます。
移動中の災害リスクと対処の困難さ
仮に、車で移動中に災害に遭遇した場合、その場で適切な対応をしなければなりません。
しかし、慣れない土地での被災や、道路の寸断・渋滞による身動きの取れない状況になると、すぐに安全な場所に避難することすら困難な場合も。
また、高速道路や山間部での被災は、歩いて避難することも現実的ではありません。
そうなった場合、車内で救援を待つか、安全な場所まで移動できる状況になるまで車中泊を余儀なくされる可能性があります。
車中泊による健康リスク
車中泊は一時的な避難手段として実際に起った地震災害などでもニュースで見かけたりすることがあります。
ただ、長時間の不自然な姿勢や狭い空間での生活は身体的・精神的な負担も大きくなります。
特に高齢者や持病のある方、妊娠中の方などは、より深刻な健康リスクを抱えることになります。
車載用防災セットに入れるべき必需品
車載用防災セットは、そんな車中泊や避難所ですぐに救援物資が届かない場合などに使えるグッズ、アイテムなどがあると助かりますよね。
自分で持ち運びするとなると大変ですが、車に載せておくだけでいいので、備えのために車載用の防災セットを用意しておくべきという意見も納得。
では、実際に車載用の防災セットにはどのようなものを準備しておくべきなのか?市販されている車載用の防災せっとにはどういったアイテムがセットになっているのでしょう?
食料・水分補給用品
まずは、やっぱり命に欠かせない水と食料ですよね。
車載用防災セットには、7年間の長期保存が可能な保存水と非常食を含めることが理想的です。
保存水は一人当たり一日3リットルが目安とされていますが、車載用では重量やスペースの制約から、最低でも500ml程度の保存水を人数分確保しておけるといいですよね。
非常食についても、缶詰やアルファ米、カロリーメイトなどの栄養価が高く、調理不要で食べられるものを選んで準備できるといいですね。
市販されている車載用防災セットも種類がいろいろありますが、水や保存用のクッキーなどがセットになっていることが多いようです。
保温・防寒用品
車の中で過ごす場合、外気温の影響を受けやすいようです。
特に冬場は、夜間は急激に温度が下がることもあるので、保温や防寒対策のグッズは準備しておきたいところ。
そういう意味では、避難用バッグなどにも入っていることが多い、アルミ製の保温シートは軽量コンパクトながら高い保温効果を発揮するため、車載用防災セットに入れておきたいですね。
また、使い捨てカイロも体温維持に効果的ですし、毛布やタオルも可能な限り含めておくと、より快適に過ごすことができそうです。
衛生用品・トイレ対策
災害時にトイレの問題は深刻です。特に車中泊では、通常のトイレを使用できない状況が長時間続く可能性があります。
携帯トイレは必須アイテムの一つで、最低でも一人当たり数回分は用意しておきたいところです。
その他、ウェットティッシュやティッシュペーパー、タオル、歯ブラシ、石鹸などの基本的な衛生用品も重要です。これらは感染症の予防にもつながります。
緊急時に役立つ車載用ツールと安全対策
車載用防災セットには、食料や保温用品だけでなく、緊急時に命を守るための専用ツールも含める必要があります。
これらのツールは、災害時の脱出や救助、安全確保において極めて重要になることも。
脱出用ハンマーとシートベルトカッター
車が水没したり、事故によりドアが開かなくなったりした場合、車内からの脱出は生死を分ける問題となります。
脱出用ハンマーは、窓ガラスを割って車外に脱出するための専用工具で、車載用防災セットに必須のアイテムです。
シートベルトカッターも同様に重要で、事故や災害時にシートベルトが外れなくなった場合の脱出を助けます。
多くの脱出用ハンマーにはシートベルトカッター機能が一体化されており、コンパクトで使いやすい設計となっています。
懐中電灯・照明器具
災害時には電気が止まる可能性が高く、夜間の行動や車内での作業に照明が必要になります。
懐中電灯は手動充電式のものや、電池式のものを選ぶと良いでしょう。
LEDライトは消費電力が少なく、長時間の使用が可能なため、車載用防災セットに適しています。
また、ランタンタイプの照明器具があると、車内全体を明るく照らすことができ、精神的な安心感も得られます。
応急処置用品
災害時にはけがをするリスクが高まります。
基本的な応急処置ができる医療用品を車載用防災セットに含めておくことで、重大な事態を回避できる可能性があります。
絆創膏、包帯、消毒薬、解熱剤、胃腸薬などの基本的な医薬品を小さなポーチにまとめておくと便利です。
持病がある方は、常備薬も忘れずに含めておきましょう。
SNSなどで話題の車載用防災セットとか
車載用防災セットの重要性を紹介してきました。
ただ、自分で一つ一つの防災グッズを用意して、車載用の防災セットを作るのはけっこうたいへんです。
ただ、今は、上で紹介したような防災グッズなどがセットになった車載用防災セットというのが商品になって市販されています。
中でも、SNSなどでも話題になっているのが、岸田産業の車載用防災セット。
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岸田産業 車載用防災セット 17点セット(ハンマー付き)
岸田産業の車載用防災セット 17点セット(ハンマー付き)は、防災士監修のもと、車載用に特化して開発された実用的な防災セットなんだそうです。
この商品は、車内での緊急事態に対応するための必要最低限のアイテムを厳選し、コンパクトにまとめられています。
セット内容の充実度
このセットには携帯トイレ、アルミ温熱シート、7年保存水などの基本的な防災グッズに加え、脱出用ハンマーも含まれています。
特に脱出用ハンマーは、車内からの緊急脱出時に生命を救う重要なツールとなります。
17点という充実した内容でありながら、コンパクトな設計により車内での保管も容易です。
防災士監修という点も、内容の信頼性を裏付けています。
長期保存対応と実用性
7年保存が可能な保存水が含まれており、長期間メンテナンスフリーで車内に保管できます。
また、災害時に欠かせない携帯トイレも複数回分が含まれており、実際の被災時に役立つ実用的な構成となっています。
価格についても、個別にアイテムを揃えることを考えると、セットとしての総合的なコストパフォーマンスは優れています。
車載用防災セットを初めて購入される方にとって、信頼できる選択肢の一つといえるでしょう。
この他にも、ファシルという会社の車載用防災セットの「ボウサイ ブロック」という商品もあります。
このボウサイブロックは、大手自動車メーカーの純正アクセサリーとして採用されたこともある商品なんだそうですよ!
詳しくは↓
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まとめ:今すぐ始める車載用防災対策
災害は予告なく突然やってきます。
普段何気なく使っている車が、災害時には一時的な避難所となる可能性があることを考えると、車載用防災セットの準備は決して他人事ではありませんね。
「もしも」の時に備えることは、自分自身だけでなく、家族や同乗者の命を守ることにもつながります。
車載用防災セットは、そのための最低限でありながら最重要な備えとなり得ます。
今回ご紹介した岸田産業の車載用防災セットのような、信頼性の高い商品を選ぶことで、いざという時に本当に役立つ防災対策につながるはず。
明日からでも遅くありません。まずは車に防災セットを常備することから始めて、災害に対する備えを強化していきましょう。
防災は「備えあれば憂いなし」という言葉通り、事前の準備が何よりも重要ですから。