新入社員の出社は何分前にすべきなの? 出社後には何をすればよい?

新社会人としてのスタートとなる初出社、「会社には何分前に到着すべきか」ということって気になったりしますよね。

新入社員としていきなり遅刻ってわけにも行きませんし、出社時間は、先輩社員などからの印象を左右する重要なポイントにもなりますしね。

入社後の社会人生活にも大きく影響しそうな、新入社員の理想的な出社時間と出社後にすべきことはどんなモノあるのでしょう。

新入社員は何分前に出社するのが理想?

新入社員として、出社時間は非常に重要です。
会社によっては、かなり厳密に時間が決まっているところもあるかもしれませんが、一般的には始業時間前までの出社くらいの規定だったりすると、具体的に何分前に会社に到着するのが理想的なのかって気になるところです。

10〜15分前がベストな理由

新入社員の場合、始業時間の10〜15分前に出社するのが理想的という意見が一般的です。
その理由としては、

  1. 準備の時間を確保できる:コートを脱いだり、荷物を整理したり、PCの起動など、業務開始前の準備に必要な時間を十分に取ることができます。
  2. 心の余裕ができる:ギリギリの到着だと精神的に焦りが生じますが、余裕を持って到着することで落ち着いて一日をスタートできます。
  3. 交通トラブルへの対策:電車の遅延やその他の予期せぬ事態があっても、遅刻せずに済みます。
  4. 先輩社員への好印象:時間に余裕を持って行動する姿勢は、責任感のある社会人としての第一印象を与えます。

なので、例えば始業時間が9時であれば、8時45分頃には会社に到着しているのが理想ってことですね。
もちろん会社の仕事状況によっては、すでに先輩社員が出社している可能性もあるのですが、多くの社員が出社してくる時間だったりするので、そこで自然な挨拶の機会も生まれるかもしれません。

会社によって異なるケースもある

企業文化や業界によって、理想的な出社時間は異なることもあります。

より早めの出社(20〜30分前)が暗黙の了解となっているような会社もありますし、IT業界などであればフレックスタイム制などで比較的自由な場合も。

また、交代制勤務があるような場合は、引き継ぎのため15分以上前には到着してすぐに仕事に移れるようにすることが望まれる仕事もあるかもしれません。

初出社は、やはり早めに出勤して先輩社員の出社時間を確認したり、職場の雰囲気などをチェックするようにできるといいですよね。
入社後しばらくは、やや早めの出社を心がけ、徐々に職場の雰囲気に慣れていくようにするといいかもしれません。

出社後にやるべきことって?

初出社の場合は、まだ何もわからない状態ですから仕方がありませんが、先輩たちがどのような動きをしているのかをチェックしたり、「何かお手伝いできることは?」などと話しかけてみるのもいいでしょう。

また、出社後には、一日を効率的にスタートさせるために実践したい行動などもあります。

デスク周りを整える

一日の始まりに、まずはデスク周りを整理整頓しましょう。

  • 必要な書類やツールを取り出す:一日に使う可能性のある資料や文房具を取り出しておきます
  • 不要なものを片付ける:前日の残りものや不要な書類を整理します
  • 椅子や姿勢を調整する:長時間作業する場所なので、体に負担がかからないよう調整します

整理整頓された職場環境は、思考の整理にもつながります。特に新入社員のうちは、先輩社員のデスク管理も参考にしてみましょう。

メールやスケジュールを確認する

業務開始前に、その日のスケジュールとメールをチェックすることで、一日の見通しを立てられます。

  • 未読メールの確認:前日の終業後から届いたメールをチェックし、急ぎの対応が必要なものを把握します
  • 当日の予定確認:会議や締め切りなど、その日の重要イベントを再確認します
  • 上司や先輩からの指示確認:特に新入社員は、上司からの指示を見落とさないようにしましょう

多くの企業では、朝一番でのメールチェックが暗黙のルールとなっています。特に新入社員は、上司からの指示を見逃さないよう注意が必要です。

先輩や同僚に挨拶する

社会人として、挨拶は基本中の基本です。特に朝の挨拶は、一日の始まりを表す重要な儀式です。

  • 明るく元気な声で「おはようございます」と挨拶する
  • 上司や先輩には、自分から積極的に挨拶する姿勢を持つ
  • 名前を覚えて、「〇〇さん、おはようございます」と名前を添えるとより良い

挨拶一つで、周囲からの印象は大きく変わります。第一印象が形成される新入社員時代こそ、挨拶を徹底しましょう。

その日のタスクを整理する

朝の時間を使って、一日のタスクを整理しておくことで、仕事の優先順位が明確になります。

  • ToDoリストの作成:その日に完了すべきタスクをリストアップします
  • 優先順位の設定:緊急性と重要性を考慮してタスクに優先順位をつけます
  • 所要時間の見積もり:各タスクにかかる時間を大まかに見積もっておきます

「今日は何をするべきか」を明確にしておくことで、一日を無駄なく過ごせます。新入社員のうちは、上司や先輩に一日の計画を共有して、アドバイスをもらうのも良いでしょう。

モチベーションを高める習慣を作る

朝の時間を使って、自分なりのモチベーションアップの習慣を作りましょう。

  • その日の目標設定:「今日は〇〇を達成する」という具体的な目標を立てます
  • ポジティブな考え方:「今日も一つ成長できる」など、前向きな気持ちを持ちます
  • 少しの時間で自己研鑽:業務に関連する情報収集や学習を5〜10分行います

朝の短い時間でも、継続することで大きな違いが生まれます。特に新入社員のうちは、知識や経験を増やす時間として活用しましょう。

とにかく早く出社しておけばいい?

先輩よりも早く出社しておけば間違いないでしょ?って思ったりもするのですが、「早く出社すればするほど良い」ということでもない!という意見もあります。

毎日極端に早く出社していると、それが当たり前と思われ、たまたま普通の時間に出社した日に「今日は遅いね」と言われるなんてことにもなりかねませんし、長期的に見ると、過度な早起きは睡眠不足や体調不良につながる可能性があります。

あと、会社的に時間外労働の問題などが生じたりということも。

もちろん、無理のない範囲での早めの出社であれば、

  • 周囲が静かな環境で集中できる
  • 前日の続きの作業を落ち着いて進められる
  • 通勤ラッシュを避けられる

などのようなメリットもありますね。

職場の状況に合わせることも大事

職場によって「早く来るのが美徳とされる」場合と「決まった時間に来ればよい」場合があったりします。
例えば、新入社員が早く出社していると、先輩たちもその時間に来なくてはいけないような雰囲気になると、風当たりが強くなったりってこともあるかもしれません。

なので、

  • 先輩社員が何分前に出社しているか
  • 上司が早めの出社に対してどのような反応を示すか

などの様子をみながら、職場の雰囲気を乱さないようにすることも大事になるかもしれません。

 

社員として、理想的な出社時間と出社後の行動は、その後の社会人生活を円滑にするための重要な要素です。
なので、基本は始業時間の10〜15分前に出社することで、準備の時間を確保し、余裕を持って一日をスタートしてみるのはどうでしょう

新入社員は、わからないことだらけで不安も多いと思います。
まずは、少し早めの行動を心がけることで、新しい環境に慣れるようにしてみると徐々に周りの状況にも馴染んで行けるはずです。

朝の時間の使い方を工夫することで、効率的な一日を過ごし、周囲からの信頼も獲得できるでしょうし、毎日の小さな習慣の積み重ねで、プロフェッショナルとしての基盤を築いていけるとおもいますよ。

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